言の葉舞い散る夏の風鈴 感想
言の葉舞い散る夏の風鈴(SILKY'S PLUS)の感想です。
公式サイト:言の葉舞い散る夏の風鈴(こえ)
発売日:2018年12月21日
①評価:A
以下、多少のネタバレを含みます。
②自分の攻略順・おすすめの攻略順
自分は、奏→ゆう→仰子→詞葉、という順番で攻略しました。
おすすめの順番はありません。好きな順番で良いと思います。
③感想
本作は声の演技を題材としていますが、自分は演技を題材とした話はあまり好みではありません。理由としては、演技を題材にしたシナリオは、どうしても日常パートが練習ばかりになってしまい退屈なことと、最初は下手だったけれど何かきっかけがあって上手くできて感動させるという流れになりがちで、先の展開が読めてしまうことが挙げられます。しかもその演技でプレイヤーを感動させることができないと、登場人物は感動しているけれども自分は冷めてるという状態に陥り、何とも言えない感情のまま話が終わってしまいます。
前置きはここまでにして結論から書いてしまうと、本作は演技ものとしての悪い点はあまり出ておらず、比較的良かった思います。ただ、話の内容にはあまり捻りやインパクトはないので、先が読めてしまう内容ではありました。
個人的に一番気に入ったのは奏ルートです。
未経験であるけれど初めから演技が上手というキャラクターなため、一番先の展開が読みにくく、個別ルートの内容が演技の良し悪しではなくキャラクター本人に焦点があてられていて良かったです。
終わり方も演技が上手くいって感動というだけで終わるのではなく、その後の詞葉に対するセリフで締めていて、他のルートより感動できました。
最後の詞葉ルートも良い話ではあるのですが、かなり予想しやすい内容であるため、もう少し捻った展開が欲しかったです。
④その他
出来は悪くないですが、全体的に意外性の薄い無難な話という印象です。
ですがそれ以外には特に不満はなく、キャラも可愛かったため普通に楽しめました。
評価はAとさせていただきます。
以上です。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。