ルリのかさね~いもうと物語り~ 感想
※2017年11月14日 評価上げました
ルリのかさね~いもうと物語り~(ねこねこソフト)の感想です。
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発売日:2017年10月27日
①評価:A+
以下、ネタバレを含みます。
②自分の攻略順・おすすめの攻略順
自分は、ルリ2→依知子→佑咲(→ルリ3)→ルリ1、という順番で攻略しました。
おすすめの攻略順ですが、ルリ1(RURI)→ルリ2(RURI/RURI)という順番でプレイしさえすれば、他はどのような順番でも良いと思います。
③感想
・初駒ルリ ルート
・RURIルート
離別エンドのストーリーは久々だったので結構心にきました。
よくある離別系ストーリーと違って切ないだけでなく、途中からルリと主人公の関係がかなりぎこちなくなってしまっているのも見ていて悲しかったです。
しかしメインなだけあってストーリーの出来は良く、お互いの些細な感情の変化とそこから来る態度の変化などは丁寧に表現されていました。
最後までお互いを想いあっていて良かったと思います。
ルリの病気が無事に治ったルートでした。
自分は先にこちらのルートをプレイしてしまったのですが、RURIルートをプレイしてからこちらのルートをプレイすると、ルリの「違う未来があったかも」という言葉やラストのシーンなど色々見方が変わるので、確実のこちらを後にプレイした方が良かったです。
先にこのルートをプレイすると些細なすれ違い程度にしか感じられなくて、かなり勿体ないことをしました。2周目にはすごく良い話に感じられました。
・柚子希佑咲 ルート
性格変わった後の佑咲がかなり気に入りました。
あまり上手く言葉には出来ないのですが、このルート結構好きです。
そこまで仲が良いというわけでもないクラスメイトから少しずつ仲良くなっていくのはかなり良かったです。
主人公のちょっとした一言から変わろうしてクラスメイトに話しかけに行く佑咲も良かったです。
・菊正宗依知子 ルート
よく遭遇するくらいの関係からゆっくりと進展していく関係が心地よかったです。
ただ、最後のこの町出ていくという発言からお賽銭にお金を全て投げ入れるまでが急だったかと思います。
もう少し間に何かあれば、あまり明確な目的なしにお金を貯めていた依知子の目的の移り変わりが上手いこと表現出来たかと思います。
内容よりも気に入ってるのは壊れかけの自動ドアという物を用いて主人公の感情を表現していた点です。
ここが一番分かりやすいだけで、ルート問わず全体的に表現が上手いと思う点が多かったです。
④その他
ボリュームは共通個別ともにやや少なめで、攻略キャラが3人(ルリは2ルートあるが)なのも相まって、全体としては結構少なく感じました。
パッチを当ててからプレイしたのですが、それでも立ち絵ミス、主人公とヒロインの名前表記ミスなどがたまに見受けられました。
評価AとするかA+とするか迷いましたが、予想以上に良い内容だったのでA+とさせていただきます。
以上です。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。