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月に寄りそう乙女の作法2 感想

月に寄りそう乙女の作法2(Navel)の感想です。

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公式サイト:月に寄りそう乙女の作法2
発売日:2014年12月19日

①評価:A+

※この作品は、下記リンクの『月に寄りそう乙女の作法』『乙女理論とその周辺-Ecole de Paris-』の続編ですので、購入を考えている方はそちらを先にプレイした方が良いでしょう。

以下、前作と今作のネタバレを含みます。

 

 

 

 

②自分の攻略順・おすすめの攻略順
自分は、エスト→春心→ルミネ→朔莉、という順番で攻略しました。
おすすめの攻略順はありません。好きな順番で良いと思います。

③共通ルート・個別ルートの感想

・設定
前作をプレイしていると嬉しい設定が多かったので設定にも触れます。
主人公の才華が遊星とルナ様の息子で、『乙女理論』のストーリー通りにりそなが大蔵家総裁になっており大蔵家が仲良しになっていただけでも、前作をプレイしている身としては胸にくるものがありました。
前作ヒロイン以外のキャラクターには今作でも登場しているキャラクターがいたり、登場していなくても名前が出てきたりと、嬉しい要素が散見されます。
前作ヒロインに登場してほしい気持ちもありますが、あまり出しゃばると今作のヒロインを食ってしまうので仕方ないですね。
また、前作キャラの親戚として、アンソニーの息子のジュニアやリリアーヌの姪のジャス子が登場していたりと、これもまた良いですね。リリアーヌが改心しているみたいで良かったです。許さないが。
何より嬉しいのは、修道女Cことカトリーヌが成長して登場したことですね。メリルに憧れて服飾の道へ進んだのだと考えると胸が熱くなります。苦労してるみたいですが頑張ってほしい。
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あとパル子ルートだけですが、ケメ子までいて流石に笑いました。

・共通ルート
序盤は上記の前作絡みの設定が次々に出てきて楽しかったです。
内容に特筆することはありません。
普通に良い共通ルートだと思いました。
ただ個人的には、主人公の性格に対して少しの不快感がありました。
誇りやプライドがあるのはいいのですが、ヒロインを何度も豚呼ばわりしたりするのはちょっと受け付けません。

・エスト・ギャラッハ・アーノッツ ルート

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ルナ様とは違うタイプの良いご主人様という感じですね。
貴族らしさは欠けていますが、素直で可愛くいざというときには頼りになる良いキャラでした。
女装バレで衝突があったりと展開的にも文句ない出来でした。
パッチ当てる前にプレイしたのですが、パッチ当てたらCG追加されていたりEDが変わっていたりと色々変化があったのも良かったです。
あと、エストルートでだけはジャス子がカトリーヌに優しくて良かった。カトリーヌにはこれからも頑張ってほしい。

・八日堂朔莉ルート

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最後にプレイしましたが、個別ルート入ってから自分の中での株が爆上げでした。
主人公の正体が初恋の人物であることを分かった上で、女装がバレないように行動していたり、初恋の人を思って書いた脚本に手を加えていたりと、優しさと可愛さが詰まっていました。
こういう全て知っていて裏で人のために動いているようなキャラには弱いので、グッときました。
交際してからの展開も特に悪い点もなく良かったです。

・銀条春心ルート

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今までデザイナーのキャラは華々しいデザイナーを目指しているキャラが多かったですが、パル子のような普段着たいと思う服を作るようなデザイナーというのも、デザイナーの一つの到達点だと感じました。
ですがやはり物語としては、ショーで華麗な姿を見せて賞を貰ったりした方がインパクトはあるので、少々物足りない感じがしました。
キャラクターとしてはとても可愛かったです。
結構重い事情背負ってるのに元気に過ごしているところも良いですね。
立ち絵が動いたり飛び回ったりしていた印象がとても強いです。

・大蔵瑠美音ルート

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普段しっかりものなこともあって照れ顔がとても可愛かったです。
内容としてはありがちな話な感じはしますが、最後のああいう展開は嫌いではないので良かったと思います。
最後にはこの世代の大蔵家も仲良くなってましたし、今後も仲良し大蔵家が続くんじゃないでしょうか。初期の険悪な大蔵家が少し懐かしい。

④その他
設定がとても良かったです。前作があるとこういうことが出来るので良いですね。
他にも前作よりキャラが動いていたり、システムが改善されていたりしているのも良かったです。
内容はというと、正直言って前作2つより劣ると思います。
全ルートとも、ラストの感動させるつもりであろうシーンが短く感じました。
全体的に個別ルートも短めですし、もう少しボリュームが欲しいです。
Hシーンは前作より長くなっていて良かったと思います。相変わらずSEには慣れませんが。
評価は前作絡みの設定が良かったのでA+としますが、この作品を単体で出されていたらAにしていたかもしれません。

以上です。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。