感想処。

ボキャ貧がエロゲの感想を書くだけのブログです。評価はAが普通です。

冥契のルペルカリア 感想

冥契のルペルカリア(ウグイスカグラ)の感想です。

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公式サイト:冥契のルペルカリア | ウグイスカグラ
発売日:2021年2月26日

①評価:A

以下、多少のネタバレを含みます。

 

 

②自分の攻略順・おすすめの攻略順

自分は、理世→奈々菜→めぐり→琥珀、という順番で攻略しました。
おすすめの攻略順は、奈々菜→理世→めぐり→琥珀、です。

 

③感想

当ブログで過去作全て褒めちぎっているウグイスカグラの新作であり、しかも自分のあまり好みではない演劇をテーマとしており、どのように自分の予想を超えてくれるのかと逆に期待が高まっていたのですが、結果は過去作に数段劣る出来だと感じました。

演劇シーンに関してはかなり楽しめました。
一部キャラクターの声を捨てすぎだと感じることもありましたが、演劇というテーマの弱点である先の展開が容易に読めてしまうということもなく、声優さん達の演技力も相まって作品にのめり込むことができました。
この作品では五章の演劇が一番楽しめたと思います。

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演劇は良かったですが、その他の点はあまり良くなかったです。
ウグイスカグラ作品の強みは、単に面白いだけでなく読者の認識を二転三転させてくるような展開が仕掛けられている点だと思っているのですが、今作に関してはそのような展開はありませんでした。
この世界が虚構世界であることくらい序盤の時点で誰もが分かると思いますが、それ以上のことはなく、ただ登場人物の辛い過去話が展開されなんやかんやで現実に帰るというようなありがちな展開で、どこで盛り上がればいいのか分かりませんでした。
最後は良い話風にまとまっていましたが、なんだか置いてけぼりにされた気分で終わってしまいました。

 

④その他

その辺の作品に比べれば面白いですが、ウグイスカグラへの期待はその程度ではないので、期待通りとはいきませんでした。
評価はAとさせていただきます。

以上です。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。